最近エロスを感じた音楽をコソコソ紹介する記事です。
今回取り上げるのは、ゆらゆら帝国の『空洞です』。
イントロの何とも言えないフレーズから、脱力感と清涼感が一気に押し寄せる歌メロに入る流れがたまりません!
歌メロ冒頭で、「ぼくの心をあなたは奪い去った 俺は空洞」と、一人称がすぐに「ぼく」から「俺」に変わるのが面白いなぁと思います。
「ぼくの心をあなたは奪い去った」はちょっとポエム的というか、もう届かない「あなた」に向けてカッコつけて言ってる感じがするんですよね。
それに対して「俺は空洞」は、誰に向ける訳でもなく吐き捨てるように言っているような感じがします。
「あなた」に向けては「ぼく」だけど、ふと我に帰ると「俺」になるみたいな。
でも、歌詞的には、吐き捨てるような「俺は空洞」の方が詩的な表現になってるというのが面白いです!
男にとってまさに「空洞」になってしまう時間の「賢者タイム」に聞いたらとっても気持ち良かったですよ✨笑